コラム

建設業許可の板金工事とは

板金工事とは、金属薄板などを加工し、建築物や設備に取り付ける工事のことで、鉄板やステンレス、アルミニウムといった金属材料を使用し、屋根や外装、内装の設置に必要な部材を加工・取付工事などが含まれます。
高い技術と精密な施工が求められることから、専門性の高い分野である点が挙げられます。

板金工事は多くの建築物や設備で活用され、住宅や商業施設の屋根や外壁、厨房の天井や壁、さらに空調設備のダクト工事などが代表的な例です。

また、美観や耐久性が重視される現場では、ステンレスやカラー鉄板を使用した精密な施工が行われます。
このように、板金工事は建物全体の機能性と美しさを支える重要な工事として役立っています。

建築板金工事と板金加工取付け工事の違い

「建築板金工事」と「板金加工取付け工事」は、似ているようで異なる概念です。
建築板金工事とは、建物の屋根や外壁、または厨房内の天井などに金属素材を取り付ける工事のことを指します。

一方で、板金加工取付け工事は、製品化した金属部品を現場で取り付ける工程に焦点を当てた工事を指します。
工場で加工された金属パネルやダクトなどを現場に運び設置する作業が該当します。

用途や目的によってこれらの工事内容は分けられますが、どちらも建築物の完成に欠かせない重要な役割を果たしています。

板金工事の仕事内容

屋根や外壁工事

板金工事は、建物の保護や美観を目的とした重要な作業を含みます。
特に屋根や外壁工事では、天候から建物を守る役割を果たしています。

雨水を効率よく排水する屋根板金や、外壁に耐久性と美観を与えるカラー鉄板の張付けが代表的な例です。
建設業許可が適用される工事内容の一つでもあり、法律で定められた基準を満たした業者が行う必要があります。

厨房や内装での金属素材の取り付け

厨房や内装における板金工事も、近年需要が高まっている分野です。
特に厨房では、清潔さと耐久性が求められるため、ステンレス板の取り付けが一般的です。

内装では、店舗や施設のデザイン性を向上させるための金属加工が広く使用されています。
これらの工事には、高度な技術と専門知識が必要とされ、施行時には効果的なデザインと機能性が両立するよう注意が払われます。

ダクト板金作業や付属設備工事

ダクト板金作業や付属設備工事は、建築物の快適な環境を提供するための重要な要素です。
空調設備に使用されるダクトの製作や取り付け、または雨樋の設置が含まれます。
建物の機能性を高めるものであり、設計段階から施工まで一貫して正確な作業が求められます。

実務経験が免除される国家資格等

専任技術者要件の実務経験が免除される国家資格等のうち、代表的なものを一部ご紹介いたします。

  • 1級建築施工管理技士
  • 1級建築施工管理技士補
  • 2級建築施工管理技士
  • 2級管工事施工管理技士補 など

行政書士くにもと事務所
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