飲食店営業許可取得に必要な条件と注意点
飲食店営業許可を取得するには、店舗の設備が一定の基準を満たしている必要があります。
具体的には厨房や調理設備、手洗い場、換気設備、さらには排水設備や害虫の侵入を防ぐための構造などが挙げられます。
これらの基準は食品衛生法に基づき定められており、保健所の施設検査でも厳しくチェックされます。
例えば、厨房には指定された種類の素材を使うことが推奨されており、掃除がしやすいことや耐水性が求められます。
計画段階から基準をしっかり確認し、要件を満たす設計にすることが重要です。

食品衛生責任者の資格と役割
飲食店営業許可を取得するためには、必ず食品衛生責任者を選任しなければなりません。
この資格は調理師や栄養士などの国家資格を持つ人が直接取得できますが、資格がない場合でも所定の食品衛生責任者養成講習会を修了することで取得可能です。
食品衛生責任者には、店舗で提供される食品の衛生管理や従業員への指導を行う重要な役割があります。
責任者の選定が曖昧だと営業許可を取得できない可能性があるため、事前に資格要件を確認し準備を進めましょう。
衛生管理と店舗運営の重要性
営業許可を取得した後の店舗運営でも、衛生管理は極めて重要な課題となります。
従業員の衛生教育や器具の消毒、食材の適切な保管方法など、日々の業務で飲食物の安全性を確保する仕組みを整えることが求められます。
不適切な衛生管理が原因で食中毒が発生した場合、営業停止や罰則が科される可能性があるため、予防的な対策を徹底することが必要です。
また、保健所の定期的な立入検査があることも忘れてはいけません。
衛生管理が不十分だと指摘を受け、営業停止や許可取り消しのリスクがあります。
更新手続きと有効期間について
飲食店営業許可証は取得した後も定期的に更新が必要です。
有効期間は原則5年となっており、更新手続きが遅れると営業許可が失効してしまう可能性があります。
更新手続きは有効期限の1ヶ月前には行うことが推奨されており、それまでに必要書類や施設の状態を再確認しておく必要があります。
また、法改正や地域の基準変更によって新たな条件が追加されることもあるため、最新の情報を保健所で確認することが重要です。
計画的な手続きの準備が、安定した店舗運営の鍵となります。
他店舗展開時の注意点
飲食店を複数展開する場合、それぞれの店舗ごとに飲食店営業許可の申請が必要です。
営業許可証は店舗単位で適用されるため、同じオーナーが運営する店舗でも改めて申請手続きを行わなければなりません。
また、店舗ごとに設備基準が異なる場合があるため、計画段階で保健所へ相談し、必要な注意点や条件を確認することをお勧めします。
さらに、他店舗展開は従業員の管理体制や衛生管理計画の強化も求められます。
行政書士くにもと事務所
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